◆「薬学生の2人に1人が、なにがしかの奨学金を借りている」。薬学生の就活を支援する事業者への取材の中で、そうした現状を知った。金額的には少なくとも400万~500万円。多いケースでは1200万~1500万円という学生もいるようだ
◆薬学教育6年制が2006年4月にスタート。6年制過程を修了した薬剤師が社会に輩出されて7年目を迎える。臨床現場に即したカリキュラムに多くの時間を割いて、その意義を追求している
◆一方で、6年制薬学部を卒業するには、特に私学の場合、トータルで1000万円を超える学費が必要。奨学金を借りなければ学費を賄えない学生も出てくる。大学側もそのことは百も承知だが経営の根幹でもあり「見て見ぬふり的な対応が多い」と関係者は言う
◆昨今、薬大に限らず、卒業後に奨学金の返済が滞り、自己破産に至るケースも散見される。薬剤師として働くキャリアプランも重要だが、奨学金を借り入れている多くの学生は自身のライフプランをしっかりと見定める機会がより必要になる。
薬学生の2人に1人が奨学金
2019年02月15日 (金)
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