
第一三共ヘルスケアは、口内炎対策の「トラフル」ブランドから、口内トラブルを早く治したい人や、口内トラブルを何度も繰り返す人のデイリーケアに向け、殺菌成分や抗炎症成分を配合して口内環境を整えるうがい薬「トラフルクリアウォッシュ」(第3類医薬品)を新発売した(写真)。同社の調査(2017年、1万1480人を対象)では、口内炎ができてしまっても「特に何もせず治るのを待った」という人が56%にものぼった。こうした人々に対し“口中洗浄”の新たな選択肢を加えることで、「治療によって口内炎は改善できる」ことを訴求していく。
口内炎ができる要因としては、口腔内の細菌増殖、口内を噛む(機械的刺激)、栄養不足・疲れ、ストレス(粘膜抵抗力低下)など様々ある。日常生活に影響を与えるつらい口内炎に対し、同社では08年の「トラフル錠」発売を皮切りに、患部に塗るタイプの「トラフル軟膏」「トラフル軟膏PROクイック」、患部に直接貼って治す「トラフルダイレクト」、スプレータイプの「トラフルクイックショット」、口内炎や疲れた時にビタミン補給内服薬「トラフルBBチャージ」──を通じ、口内炎用薬市場を牽引してきた。
同社ではOTC口内炎薬ユーザーで、1年以内に口内炎を経験したという1000人へ行った調査では、口内炎が年間に「1~3回」が48%、「4~9回」が36%、「10回以上」が16%と、半数強の人は年間に4回以上、口内炎になっていることが分かった。繰り返す口内炎に悩む人に対し、毎日の“ケア”を提案するのが新製品の「トラフルクリアウォッシュ」で、トラフルブランド治療薬シリーズで7品目となる。
口内環境を整える“口中洗浄タイプ”の製品で、殺菌成分(セチルピリジニウム塩化物水和物)と抗炎症成分(アズレンスルホン酸ナトリウム水和物)を配合。薬液約0.4mL(10~13滴)を水またはぬるま湯約100mLに薄め、口に含んでブクブクうがいをすることで、できてしまった口内のはれや、口内トラブルを何度も繰り返す人の口内環境を改善する。税別希望小売価格は65mL1000円。
同社ではきょう22日から「トラフル」ブランドサイト(www.traful.jp)をリニューアルオープンする予定で、Webを通じた口内炎の情報発信に加え、今後はタレントを起用したTVCMで『痛い口内炎にトラフル』をアピールしていく。また、店頭においてもメディアプロモーションと連動したアイキャッチで、販促支援を行っていく。