
三木谷浩史CEO
楽天は、製薬企業として国内医薬品市場に本格参入する。癌の光免疫療法(PIT)を開発する米子会社「楽天メディカル」の日本法人「楽天メディカルジャパン」が東京都庁から第一種医薬品製造販売業、第一種医療機器製造販売業の許可を取得した。三木谷浩史CEOは1日、都内で記者会見し、「楽天が正式にヘルスケア事業に参入したと考えている」と強調。今後、研究開発から販売・流通までの事業基盤を構築し、「世界的なヘルスケアカンパニーにしていきたい」と述べ、PITのグローバル展開に意欲を示した。
三木谷氏は、「22年前にインターネットショッピングモールを立ち上げて以降、金融、メディア、スポーツと様々な形で発展してきた」と振り返り、事業の多角化で成長してきたと説明。楽天メディカルが展開する医薬品事業も、「楽天グループが発展した軌跡をたどっていければと考えている」との展望を示した。
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