大日本住友製薬は、豪再生医療ベンチャー「サイナータ・セラピューティクス」に買収提案を行った。サイナータが19日に発表した。サイナータ株1株当たり2豪ドルの買収価格で全株式を取得する提案となっており、総額150億円規模となる見通し。大日本住友は再生・細胞医薬を強化しており、食指を動かしたと見られる。今後両社で交渉を進める。
サイナータは、他家ヒトiPS細胞由来間葉系幹細胞(MSC)を用いた細胞療法の開発を進めるバイオベンチャー。健康成人から採取したiPS細胞を由来とし、MSCを作製する生産プラットフォームを保有している。富士フイルムと資本業務提携を行っており、サイナータの発行済み株式のうち、富士フイルムが8%を保有し、開発や商業化のライセンス権を導出している。
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