大日本住友製薬は、7月からノバルティスファーマと糖尿病治療剤2剤の共同販促を開始したことから、国内糖尿病領域でトップ企業を目指す方針だ。野村博社長は7日に都内で記者会見し、「ノバルティスとの共同販促で一つのベースができた。国内糖尿病領域のナンバー1企業として、医療関係者から信頼される医療パートナーになる」と強調。2021年には現在開発中の新規作用機序薬「イメグリミン」を上市する予定で、23年度から開始する次期中期経営計画の国内売上目標2000億円に向け、精神神経領域に続く重点疾患領域に育成する。
同社は、国内の糖尿病領域でGLP-1受容体作動薬「トルリシティ」やビグアナイド薬「メトグルコ」などを販売し、売上は約400億円に上る。7月からは、ノバルティスとの間で、DPP-4阻害剤「エクア」とビグアナイド薬との配合剤「エクメット」の共同販促を開始した。
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