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佐藤製薬は、抗炎症作用のある3種類の天然ハーブに、血行促進作用のあるビタミンEを配合した医薬品の歯磨き「アセスE」を新発売した。歯周病を自覚していないユーザーに、「歯ぐきの美しさ」を訴求することで、新たな需要を掘り起こす。
新製品には、歯ぐきの炎症を抑え、歯周病の原因菌に優れた殺菌効果を示す3種類の天然ハーブ「カミツレ」「ラタニア」「ミルラ」に加え、血行を促進し、歯ぐきの新陳代謝を高めて、歯周組織の回復を助けるビタミンEも配合した。
2007年度のオーラルケア市場は1049億円で、4年連続して伸張しており、オーラルケアに対する関心が高まっている。その一方、厚生労働省の調査によると、成人の約80%は歯周病といわれており、歯周病を自覚していないユーザーが数多く存在している。そうしたユーザーに、歯周病に対する自覚を促すことで、引き続き市場の伸張が期待できる。
新製品は歯周病に対して無関心なユーザーをターゲットに、誰もが持つ「歯ぐきをキレイに保ちたい」という「美意識」を訴求。潜在的なユーザーの掘り起こしを図る。
同社では、新規ユーザー獲得に向け、トップボードやミニパンフ、スイングPOPなどのツールも用意し、店頭展開するほか、8月からはCM展開も予定している。
アセスシリーズは、「アセス」をはじめ、さわやかなミント味で女性向けの「アセスL」や、小児用医薬品歯磨きの「アセスジュニア」、コンパクトで携帯に便利なマウスウォッシュ「アセス液」、体の内側からケアする内服薬「内服用アセス」、医薬品のマウスウォッシュ「アセスメディクリーン」に、今回の「アセスE」を加え、顧客のニーズに合わせたラインナップとターゲット層の拡充を図る考えだ。
税込み価格は、60gで1260円。