処方箋なしで医薬品が買える零売薬局の運営を手掛ける「SD C」(東京都港区、代表取締役:志賀大氏)は8月31日、新たな零売薬局として台東区に「セルフケア薬局雷門店」をオープンした。2016年に開設した池袋店に続く2店舗目のオープンで、セルフケア薬局は日本で初となる零売薬局チェーン店の展開を実現。今後、3年以内に都内100店舗以上のチェーン展開を目指す。
医療用医薬品約1万5000種類のうち、処方箋なしでの販売が認められた医薬品は約7300種類ある。これらの医薬品を薬剤師のカウンセリングのもと販売する薬局が零売薬局。
零売という医薬品販売方法に関しては、以前から制度としては存在していたが、管理の煩雑さや副作用の発生時の責任の所在などの問題があり、一般的な薬局では行われていなかった。また、利用者にもほとんど認知されていなかったのが現状である。
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