
中央社会保険医療協議会総会は11日、2020年度診療報酬改定に向けた具体的な議論を行った。18年度改定後の算定状況をまとめたデータを踏まえ、支払側委員からは、減薬に取り組む薬局数や服用薬剤調整支援料を算定する薬局数の少なさを指摘する声が上がった。また、中小病院における薬剤師病棟業務加算の算定回数など、今後の議論の参考となる追加データを厚生労働省に求める意見が出た。
この日の総会では、厚労省が18年度改定後の算定状況に関するデータを提示。来年度改定に向けて取り組むべき内容について意見交換した。
調剤報酬をめぐっては、18年度の重複投薬・相互作用等防止加算の算定回数は1カ月当たり40万3856件(前年度比7万4640件増)、外来服薬支援料の算定回数は1カ月当たり7464件(1920件増)だった。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。