◆18日の中央社会保険医療協議会総会では、かかりつけ薬剤師指導料、同包括管理料の算定回数が横ばいで、2018年11月の算定回数が全処方箋枚数の1.50%とのデータが示され、委員から算定件数の少なさが指摘された
◆それに対して、算定要件を満たせるだけのサービスを提供していながら患者負担増を考慮し、算定しない薬局もあるという趣旨の発言があった。しかし、そうした薬局がどの程度存在するか実態を把握できておらず、明確な反論ができていない印象を受けた
◆中医協や厚生労働省の審議会は“戦いの場”でもあり、万全の準備が求められる。昨今は医師委員だけでなく、患者代表の委員からも医薬分業、薬局、薬剤師に厳しい指摘が相次いでいるからだ
◆薬剤師側にも問題がないとは言えないが、それは一部の医師にも当てはまることである。それでも多くの場面で薬剤師が劣勢を強いられているとすれば、実態調査やデータ収集といったエビデンスの集積、つまり戦いの準備が足りていないと考えざるを得ない。
反論は数字で
2019年09月25日 (水)
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