国内バイオベンチャーのそーせいグループは、G蛋白質共役受容体(GPCR)を標的とした創薬基盤技術で潜在的な市場を取り込む。開発が手つかずになっているGPCR標的の自社化合物を臨床試験前に他社導出し、製薬大手が行う創薬にも手を貸す。田村眞一社長は、本紙のインタビューに、「安定的な売上ロイヤリティを得ているCOPD治療薬のシーブリとウルティブロの物質特許が切れる2026年までに、次の収入源を作っていきたい」と目標を掲げた。
同社は1990年に設立し、05年に英アラキスを買収。アラキスから獲得したシーブリとウルティブロはノバルティスに導出し、世界で販売されている。毎年30億円程度のマイルストンを計上し、15年にはGPCR創薬の基盤技術を持つ英ヘプタレス・セラピューティクスを買収した。
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