大塚製薬は、中枢神経疾患治療薬「AVP-786」の中等度・重度アルツハイマー病(AD)に伴う過剰行動・暴言・暴力などの行動障害(アジテーション)を対象とした第III相試験「302試験」で、主要評価項目、副次評価項目を共に達成しなかったと発表した。プラセボ群と比べて有意な改善を示さなかったためで、今後詳細に結果を解析した上で、開発方針を検討する。
同試験は、米国・カナダのAD患者522人の行動障害を対象とした12週間のプラセボ比較試験。「AVP-786」群はプラセボ群と比べ、主要評価項目であるアジテーションの評価指標に加え、副次評価項目でも有意な改善を示さなかった。
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