
左からストリーム・アイの社長に就任した澤田拓子氏(塩野義製薬副社長)とエムスリー取締役の泉屋一行氏
塩野義製薬と医療IT企業「エムスリー」は、病気の予防から治療、予後までの課題を解決するための合弁会社「ストリーム・アイ」を設立した。塩野義のMRが行う既存の情報提供に、エムスリーが培ってきたデジタル技術を組み合わせた新しい情報提供モデルの確立を目指す。ストリーム・アイの社長に就任した澤田拓子氏(塩野義製薬副社長)は4日に都内で開いた記者会見で、「初年度は感染症やインフルエンザ領域に対する情報提供を行い、適正な情報提供を行うための枠組みを作り、中長期的には事業に広がりを持たせたい」との方針を示した。
ストリーム・アイは1日に設立された。従業員数13人、資本金5000万円で、出資比率は塩野義が51%、エムスリーが49%となっている。エムスリーが提供する医師向け専門サイト「m3.com」をプラットフォームとして活用。顧客にMRとデジタル技術を組み合わせた情報提供活動について、最適化を図る戦略立案をサービスとして提供する。
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