アステラス製薬は、第一三共に対し、制吐剤「ナゼア注射剤・同OD錠」(一般名:ラモセトロン)、降圧剤「ペルジピン注射剤」(一般名:ニカルジピン)、「オルデカカプセル」(一般名:バルニジピン)の3剤に関するアジア6カ国での権利を譲渡する。譲渡額は96億円。12月以降に第一三共のアジア子会社が製造元のLTLファーマから供給される対象製品の販売を開始し、20年12月までの譲渡完了を見込む。
アステラスは、ナゼアを韓国・タイ・フィリピン・インドネシア、ペルジピンを中国・韓国・台湾、オルデカを韓国で展開しており、3製品合計の昨年度売上高は50億円。アジア事業の選択と集中を加速するため、第一三共への譲渡を決めた。譲渡益は今年度決算に計上する予定。国内ではLTLファーマに事業譲渡している。
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