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実務実習と世間の評価

2019年10月21日 (月)

◆新たな薬学教育モデル・コアカリキュラムに準拠した実務実習が2月に始まって約8カ月が経過した。文部科学省が新たな実習の取り組み状況を把握しているところだが「混乱が生じている」との話は聞こえてこない。大学教員、薬局、病院の関係者がしっかり対応しているのだろう
◆実習をめぐっては、「調剤業務しか経験させてもらえなかった」「あまり指導してもらえなかった」との声が多くの学生から上がり、見直しの一つの背景になった。実習で学生を受け入れる薬局、病院には教育機関としての役割も期待されており、教育に資する業務に取り組んでいる状況が欠かせない
◆ただ、毎年1万人の学生を受け入れている薬局、病院がそれだけ多様な業務を行い、学生に有益な実習を提供できていれば、特に薬局に関しては世間の評価は変わっていたかもしれない
◆昨今の医薬分業バッシングは、多くの受け入れ薬局が学生の満足できるような実習を提供できていなかったという側面からも、説明できるのではないかと考えてしまった。



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