塩野義製薬の手代木功社長は23日、都内で会見し、同社が販売中の抗インフルエンザ薬「ゾフルーザ」に言及。薬剤耐性株の出現をめぐって、一部の医療従事者から使用に慎重な声がある中、「現在のガイドラインでは断定的なことは言えない。1年ごとに追跡して、初めて様々なことが分かる」と述べ、発売から約1年間の臨床データではなく、長期的に集積したデータからゾフルーザの価値を評価するよう要望した。
ゾフルーザは、1回のみの服用でインフルエンザ治療が完結できることから、多数の医療機関で処方されるようになったが、薬剤耐性株の出現が問題視されるようになり、医療現場からは同剤を単独で使用するべきではないとする意見も出ている。
* 全文閲覧には、薬事日報 電子版への申込みが必要です。