兵庫県を中心に薬局を展開するトライアドウエストは昨年10月から、医療事務スタッフを薬剤師の在宅業務の補佐役にするファーマシーアシスタント(PA)の活用を開始した。薬の配達など薬剤師資格がなくてもできる業務を担当してもらうことで、在宅業務にかかる薬剤師の負担を軽減し、処方提案など専門性の高い仕事に専念する環境を整えた。業務の質を低下させることなく、増加する在宅患者に対応できるようになったという。
PAは、医師の訪問診療の同行、調剤薬の配達、施設・介護事業所の訪問などの業務を受け持つ。薬剤師が定期的に施設や患者宅の訪問を行う中で、専門性が要求されない作業を中心に薬剤師を支援する。在宅医療の現場で得た患者情報などを薬剤師に伝える役割も担う。
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