
野村博社長
大日本住友製薬の野村博社長は28日、大阪市内で開いた中間決算説明会で、正式契約予定の英ロイバントサイエンスとの戦略的提携で得る品目について「重点領域ではないが、ベストインクラスの薬剤を外部から導入することによって、自社のファーストインクラスの薬剤開発を資金面で支えたい」と位置づけを語った。抗精神病薬「ラツーダ」の北米での独占販売期間が2023年2月に終了し大幅な減収が見込まれるが、それを補完するために「一定のキャッシュフローを稼がなくてはいけない」と強調した。
同社の重点領域は精神神経、癌、再生・細胞医薬分野の3領域。野村氏は「3領域でファーストインクラスの薬剤開発をターゲットにしてきたが、新しいものはなかなか出にくい」と言及。
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