IQVIAは、臨床研究や製造販売後調査向けのEDC構築ソリューション「IQVIA ESPRIT」の提供を開始した。初年度で5試験以上の受注を目指す。
同製品は、臨床研究・製造販売後調査のEDC構築までの期間を短縮するソリューション。治験で多く使われているEDCは臨床研究や製造販売後調査でも利用が進んでいるが、顧客である製薬各社のニーズや試験のプロトコルに応じて、毎回EDCを構築する必要があり、大きな負担となっていた。
今回、標準パッケージ部分をベースに、試験固有のデータ収集項目を追加カスタマイズしてEDCを構築することで、様々な試験で汎用的に使えるサービスにした。同社によると、EDCのセットアップまでの期間を従来から30%短縮できるという。
メディデータやIBMが提供しているEDCシステムには同製品が実装されている。治験と同様に、臨床研究・製造販売後調査でもCDISC標準に準拠した形でデータ収集や解析を行える。データマネジメントと解析業務の標準化を実現し、エビデンス構築や時間・コスト削減に役立てる。