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ゼリア新薬は、亜鉛含有胃潰瘍治療剤「プロマック」(一般名:ポラプレジンク)に、口腔内崩壊錠の「プロマックD錠75」を追加し、7日に発売した。薬価は1錠49・30円。初年度はプロマック全体で50億円の売り上げを見込む。
「プロマックD錠75」は、防御系胃潰瘍治療剤としては日本初の口腔内崩壊錠で、服用コンプライアンスの向上が期待される。成人で1回1錠を朝食後と就寝前に服用、年齢や症状によって用量を変更する。口腔内で崩壊するが、口腔粘膜から吸収されないため、水や唾液で飲み込む必要がある。
同剤は、胃粘膜損傷部位に特異的に付着して浸透し、抗炎症、抗酸化作用などで直接細胞を保護する作用を持つ。