厚生労働省は、中国・武漢市で原因不明の肺炎が発生したことを受け、同市に滞在歴があり呼吸器症状を発症して医療機関を受診した患者について、院内の感染対策を徹底するよう医療機関に要請した。同肺炎に関する情報収集を続け、新たな対応を行う場合は改めて周知する考え。
武漢市では昨年12月から、原因となる病原体が特定されていない肺炎の発生が複数報告されている。国立感染症研究所によると、5日時点で59件の発症が確認され、そのうち7件は重症。ただ、現時点で死亡例は報告されていない。
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