後発品企業の再編加速か
総合リース企業のオリックスは14日、国内後発品中堅の小林化工を子会社化すると発表した。今月中をメドに小林化工の発行済み株式の過半数を取得するが、出資比率や株式取得額は非開示。オリックスが医療用医薬品事業を獲得するのは初めてとなり、小林化工の現経営体制は維持し、代表取締役の異動などはない。国内後発品大手が海外企業の買収を通じて、グローバル展開を加速させるのに対し、小林化工は異業種企業であるオリックスの連結子会社となることで、本格的な海外進出を図る。国内で後発品の使用割合80%に近づく中、今後さらに後発品メーカーの業界再編が加速する可能性もある。
小林化工は、1961年設立の福井県に本社を置く後発品メーカーで、従業員数は728人。経口剤と注射剤の研究開発や製造、販売を手がけ、MR79人体制で約270品目を販売している。
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