加藤勝信厚生労働相は21日の閣議後会見で、中国を中心に感染者が相次いでいる新型コロナウイルス感染症について、水際対策をより徹底する方針を示した。武漢市からの入国者に症状に関する質問票を新たに配布するほか、武漢市以外の感染者も確認されていることから、上海市からの入国者にも自己申告を呼びかける。今後の対策について、加藤氏は「世界保健機関(WHO)の緊急委員会の結果を踏まえつつ、リスクの変化に応じて対策強化や関係各所と連携し、万全に対応したい」と述べた。
この日の会見で加藤氏は、閣議前に開いた「新型コロナウイルスに関連した感染症対策に関する関係閣僚会議」の内容を説明。
「新たに武漢市からの入国者を対象に症状に関する質問票を配布するほか、同市に近い上海市からの入国者にも自己申告の呼びかけを徹底し、国内での適切な受診を勧奨することで確実な検疫実施を図りたい」との考えを示した。
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