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運輸業大手ヤマトグループのジェネリック医薬品(GE薬)流通への参入は、これまで長くGE薬の流通を担ってきた販社にとっても、大きな脅威になる。日本ジェネリック医薬品販社協会事務局の川口剛三氏(城北薬販代表取締役)は、「こういう可能性が出てくるとは思っていたが、販社は地域密着で急配に対応できる小回りの良さなど、細かいサービスで信頼を勝ち取ってきた。それがきちんとできるのか疑問だが、ヤマトが参入してきても販社のきめ細かさは失われないし、共存することは可能だと思っている」とコメントした。
一方、GE薬の普及・促進策を進める厚生労働省医政局経済課の木下賢志課長は、「過当競争ぎみの領域に、よく果敢に挑んだと思う」との印象を語った上で、「こうした状況下で新たに参入というのは、経済課としても興味を持っている。流通体系も法的に問題がなく、アクションプログラムに掲げた安定供給や使用促進に寄与し、患者さんのメリットにつながるのならば歓迎すべきこと」との意向を示した。
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