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財務省がまとめた2007年の貿易統計によると、円ベースでの医薬品輸入が1兆円の大台を超え、1兆0784億3100万円となった。これに対し輸出は3744億1700万円にとどまり、7000億円強の大幅な入超となった。
07年の医薬品輸入の伸びは前年より8.8%の伸びを示したが、輸出は0.6%増だった。
国・地域別に見ると、輸入はEUが最も多く6344億4900万円(9.4%増)、次いで米国の1683億8300万円(0.1%増)で、欧米からの輸入が2/3を占めている。アジアからの輸入も24.3%と大きく伸び、792億5700万円と800億円近くになった。中でも、中国は33.1%と高い伸び率を示し、アジアから輸入の60%に当たる469億1700万円となった。
一方、輸出先として一番多いのは米国で1277億7000万円(9.8%減)、次いでEUの1194億0800万円(3.0%増)となり、この2地域で輸出の7割近くを占めている。アジアへの輸出は838億6700万円(19.1%増)で、中国は227億9900万円(36.0%増)となった。
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