ペプチドリームと三菱商事は、細胞培養向け培地の成長因子を代替するペプチドの事業化に向け、4月に合弁会社「ペプチグロース」を設立する。iPS細胞などの分化誘導で重要な役割を果たす成長因子の代替ペプチドを開発し、設立後2年程度をメドに複数の製品を上市していく考え。細胞治療・再生医療等製品の製造に用いる成長因子は数十種類あるが、動物由来成分が用いられており、化学合成の代替ペプチドで再生医療の周辺市場を開拓する。ペプチドリームのペプチド技術と三菱商事の販売力を組み合わせ、早期に黒字化を目指す。
ペプチグロースは、三菱商事60.5%、ペプチドリーム39.5%の出資比率で設立し、資本金2000万円。代表取締役には三菱商事食品化学本部の杉本二朗氏が就任する。ペプチドリームの特殊ペプチドに関する創薬プラットフォーム「PDPS」を用いて、細胞培養向け培地の成長因子と同等の機能を持つ代替ペプチドを見つけ出す。
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