エムスリーとソニーは16日、新型コロナウイルス感染症に関して、胸部CT検査画像の診断支援サービスや医療従事者負担軽減ソリューションの開発など複数のプロジェクトで協業すると発表した。ソニーが今月立ち上げた新型コロナウイルスで影響を受けている人向けの支援ファンド「新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金」から協業費用を拠出し、エムスリーがソニーのプロジェクトを支援する形となる。
今回の協業は複数のプロジェクトで構成されており、まず臨床現場を支援する事業を始める。具体的には、全国の医療現場で新型コロナウイルス感染疑いの症例の診断を支援する胸部CT画像を用いた診断支援サービスや画像診断支援AIの開発と普及を行う。医療従事者に向けては、最新情報を伝達する目的で最大20回程度の無料ウェブ講演会の開催を予定しているほか、業務負担を軽減するソリューションも開発する。
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