参天製薬の谷内樹生社長兼CEOは11日に開いた決算説明会で、新型コロナウイルス感染症による今年度業績への影響について「一定のマイナス影響があるだろう」と言及。受診抑制など市場縮小によって売上高が約1~3割減少すると見込むが、その中でも経費削減などで増益を確保したいと強調。「費用のコントロールをグローバルで徹底していきたい」と語った。
今年度売上高は、前期比約3%減の2350億円を見込む。新型コロナウイルス感染症の拡大による受診抑制などを受けて減収となる予想だが、費用抑制策の強化で営業利益は4%増の520億円となる見通し。購買一元化や業務効率化などに加え、学会や講演会、対面営業など販売活動のオンラインへの転換で費用を抑える。
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