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むずむず脚症候群

2006年07月19日 (水)

◆レストレスレッグス症候群(RLS)という神経疾患がある。むずむず脚症候群とも呼ばれ、ふくらはぎの辺りに虫が這うような不快感があり、脚を動かさずにはいられない。夜間に症状が増悪するケースが多いため、慢性的な睡眠不足に陥る
◆欧米には、1200万人もの患者がいるとされる。ある医師がインターネットで調査した結果では、国内には105%程度のRLS患者がいると推定されたという。だがRLSという疾病に対する認知度の低さから、もっと多くの患者が潜在しているとも考えられる
◆RLSの症状を改善させる薬としては、EUが今年4月、パーキンソン病に用いられるプラミペキソールに効能追加を承認した。国内では、42人の特発性RLS患者を対象として実施されたフェーズII試験の成績が良好だったことから、9月から全国規模で多施設臨床試験を行う予定という
◆有効な治療法が確立されれば、医療従事者の疾病に対する認知度も高まり、見過ごされてきた患者が減るかもしれない。人知れず悩んできた患者が、救われるきっかけになることを期待したい。



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