ノバルティスファーマは、喘息治療剤「エナジア吸入用カプセル中用量、高用量」(一般名:インダカテロール酢酸塩/グリコピロニウム臭化物/モメタゾンフランカルボン酸エステル)と「アテキュラ吸入用カプセル低用量、中用量、高用量」(一般名:インダカテロール酢酸塩/モメタゾンフランカルボン酸エステル)を新発売した。
「エナジア」は、国内初となる喘息を適応とした長時間作用性β2刺激剤(LABA)/長時間作用性抗コリン剤(LAMA)/吸入ステロイド剤(ICS)の固定容量配合喘息治療剤。これまで患者によって中用量・高用量LABA/ICSにLAMAが追加薬として用いられたり、1日2回投与が行われていたが、単一吸入器での1日1回投与で3成分の吸入ができるようになった。
「アテキュラ」についても、喘息予防・管理ガイドラインにおける全用量規格を有した1日1回投与のLABA/ICSとなっており、患者の症状に応じた用量の選択が広がった。吸入器は、単容量型のドライパウダー吸入器「ブリーズヘラー」を使用する。