ヤンセンファーマは1日、新型コロナウイルス感染症ワクチン候補の国内第I相臨床試験を開始した。20歳から55歳までの健康な成人と65歳以上の高齢者の計250人を対象に実施し、安全性や反応・免疫原性を評価する。
第I相試験を開始したワクチン候補は、かぜウイルスの一種であるアデノウイルスの血清型26を使用した組み換え体ベクターワクチン。非増殖型アデノウイルス26をベクターとして、新型コロナウイルスに特徴的なスパイク蛋白質の遺伝子情報を組み込んでおり、接種後に体内の免疫系を刺激して、新型コロナウイルスに対する抗体を作り出す。大量生産を可能とする独自技術「AdVac」を活用している。
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