中外製薬と武田薬品は、抗PD-L1抗体「テセントリク点滴静注」(一般名:アテゾリズマブ)とキナーゼ阻害剤「カボメティクス錠」(一般名:カボザンチニブリンゴ酸塩)の併用療法について、国内で非小細胞肺癌(NSCLC)、前立腺癌、腎細胞癌を対象とした臨床試験を共同で行うと発表した。現在実施中の第III相国際共同臨床試験の日本パートとして参画する。年内の開始を見込む。
両剤の開発は、スイスのロシュと米バイオ企業のエクセリクシスが締結した全世界での併用療法に関する共同研究開発契約に基づき、国内でテセントリクの権利を持つ中外とカボメティクスの権利を持つ武田が国内試験を担う。転移性NSCLC、去勢抵抗性前立腺癌、腎細胞癌の三つの癌種を対象とする。
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