日本集中治療医学会と日本救急医学会は、新型コロナウイルス感染症に対する薬物療法の推奨度を記載した診療ガイドラインを公表した。抗インフルエンザウイルス薬「ファビピラビル」(製品名:アビガン)では、軽症患者への投与を弱く推奨する一方、エリテマトーデス治療薬「ヒドロキシクロロキン」(プラニケル)について、全ての重症度の患者で投与しないことを強く推奨した。
診療ガイドラインは、成人の新型コロナウイルス感染症患者の診療現場で医師や薬剤師など、医療者が適切に意思決定できるよう支援することが目的。7月末時点で得られたエビデンスをもとに作成した。
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