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【日本医療薬学会】プロの薬剤師像を議論‐専門技術外の要素が必要

2020年12月07日 (月)

 ウェブ上で開かれた日本医療薬学会年会のシンポジウムで、薬剤師のプロフェッショナリズムをめぐって、病院や薬局の薬剤師、大学関係者らが議論した。薬学的な知識や技術以外に、考える力や高い倫理観を持つよう求める意見が多く、営利性だけを追求した医療機関経営を問題視する声もあった。

 永田泰造氏(東京都薬剤師会会長)は薬局薬剤師のプロフェッショナリズムの醸成を呼びかけた。

 一部の薬局で起こったハーボニーの偽造薬流通や処方箋付け替え問題、かかりつけ薬剤師の同意書へのサイン強要などの事例に触れ、プロフェッショナリズム以前の問題と指摘。「医療というより会社経営の利益確保という観点で薬学管理料の算定が行われている」と述べ、高い倫理観を持つよう求めた。


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