来年1月下旬に協議会
和歌山県田辺市と西牟婁郡地域の基幹病院、田辺薬剤師会、田辺保健所、医薬品卸は来年1月下旬に、地域の最適な医薬品流通のあり方などを関係者間で話し合う協議会を立ち上げる。都市部から離れた和歌山県南部に位置し、自主回収等による医薬品供給不良の影響を受けやすい地域性を考慮して、安定供給可能な使用推奨薬を盛り込んだ地域フォーミュラリーを策定する計画だ。供給不良の発生時における地域での協力、対応も話し合い、患者に不利益が及ばない体制の確立を目指す。
会の名称は「田辺西牟婁医薬品適正使用・流通協議会」。紀南病院、国立病院機構南和歌山医療センターなど基幹病院薬剤部や田辺薬剤師会の幹部、行政担当者、医薬品卸4社の担当者ら計10数人が1カ月に1回程度集まって、地域の問題解決に向けた協議を進める。3カ月に1回成果発表会を開き、協議状況を地域に公開すると共に、関係者から意見を聴き取る。代表世話人を木村泰巳氏(紀南病院薬剤部長)が務めるほか、事務局は田辺薬剤師会の会館内に設置する。
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