田辺三菱製薬は14日、韓国のコーロンライフサイエンス(KLS)と2016年に締結した細胞治療薬「インボサ」のライセンス契約解除をめぐって、国際商業会議所国際仲裁裁判所から仲裁判断が示されたと発表した。同裁判所はKLSに対して、田辺三菱に契約一時金相当の25億円、損害賠償として約1億3000万円、仲裁費用約790万米ドルを支払うよう命じた。
同社は16年11月にKLSとライセンス契約を締結したが、契約内容と開発品との間に乖離があったため、契約を継続できないと判断。17年12月にライセンス契約の取り消しと契約締結一時金の返還を要請したものの、協議が合意に至らなかったため、18年4月に同裁判所に仲裁を申し立てていた。
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