厚生労働省は25日、中学生向けの薬害教育教材に関する2019年度のアンケート調査結果を「薬害を学び再発を防止するための教育に関する検討会」で公表し、授業で使用した学校は3割にとどまることが明らかになった。前年度から約1割低下しており、回答者からはテキストや手引きの内容について「難解」などの感想が寄せられた。
厚労省と文部科学省は2011年度から、薬害の歴史や被害者の声などを記載した教材「薬害を学ぼう」を全国の中学校に配布しており、教材に関する現場での使用状況、問題点を把握するため、全国の中学校1万1226校を対象に調査を行った。
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