東京都立川市は、慢性腎臓病(CKD)患者に早期介入して重症化を防ぐ取り組みを薬剤師会等と連携して行う「立川CKDネットワーク」を、昨年3月に立ち上げた。同疾患に関する普及・啓発や腎障害時の適切な薬剤投与実施などに取り組んでおり、診療マニュアルを作成して地域における診療の均一化などにも取り組む考えだ。
腎臓は血液をろ過し、老廃物を尿として体外に排出する役割を持つ。ただ、高血圧や薬剤による腎障害等が原因でCKDに罹患することによって、腎臓の働き(GFR)が健常者の6割以下に低下するか、蛋白質を含んだ尿が出る異常状態が続く。
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