国立国際医療研究センターは、早ければ来月から新型コロナウイルス感染症回復者の血漿を用いた輸注療法に対する特定臨床研究を開始する。被験者数は200人を予定しており、新型コロナウイルス感染を強力に阻害する高い中和活性を持つ優良な血漿を選んで輸注し、レムデシビルなど抗ウイルス療法との有効性・安全性の比較を行う。
米国では、新型コロナウイルス感染症入院患者に対する回復者血漿療法の緊急使用が許可されているが、効果は証明されていない。今回の試験で有効性を検討し、患者の治療に役立てたい考え。
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