イワキの岩城慶太郎社長は、このほど開催した決算説明会で、6月の持株会社移行に伴い、社名を「アステナホールディングス」に変更すると発表した。医薬品卸から製造業が主体の企業となったことを踏まえ、オーナー家の看板を外し、アステナとして再スタートを切る方針だ。新たに策定した事業計画「Astena2030」では、医薬品開発・製造受託(CDMO)事業を強化した上で、30年度の連結売上高1300億円以上、自己資本利益率(ROE)13%以上を打ち出した。
同社は、医薬品卸を中核事業としてきたが、M&Aなどによる事業ポートフォリオの変化を通じて、最近6年間で医薬品原料の製造受託など製造業の売上が約10倍に成長した。売上全体の9割以上を製造業が占めるようになった一方、医薬品卸の売上比率は14.4%となった。
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