アストラゼネカは5日、英オックスフォード大学と共同開発した新型コロナウイルス感染症ワクチン「AZD1222」について、日本国内で承認申請を行ったと発表した。国内での新型コロナウイルス感染症ワクチンの承認申請は、昨年12月の米ファイザーに続き2社目。通常よりも早期に承認を受けられる特例承認の適用を求めている。既にAZは、日本国内で9000万回分以上生産する方針を明らかにしている。
今回の承認申請に当たって、AZは英国やブラジルなどで実施された臨床試験の中間解析結果を中心に、医薬品医療機器総合機構(PMDA)にデータを提出した。国内では、昨年8月末から256人の被験者を対象に第I/II相試験が実施され、全ての被験者に接種を終えている。現在、主要な臨床試験データを準備中で、その他品質に関わるデータなどを含め、3月には提出する予定だ。
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