経済産業省は来年度に、バイオ医薬品や再生医療等製品の実用化に必要な施策を議論する「ライフサイエンス技術戦略検討会」を立ち上げる。CMO/CDMOの競争力強化に向け、バイオ医薬品のモダリティや製造法に迅速対応できるよう国主導でプロジェクト参加を促す。特にバイオ医薬品のCMO/CDMOは、今後拡大が見込まれる遺伝子・細胞治療製品分野へ展開する後押しをしたい考え。来年度内に戦略策定後、2022年度から経産省の施策として実施する見通しだ。
バイオ医薬品は世界の医薬品市場全体に占める割合が上昇傾向にあり、19年時点で売上額上位100品目のうち53品目を占める。国内で販売されるバイオ医薬品も増加傾向にある一方、約9割が海外で製造されており、海外製造拠点への依存度が高いのが課題となっている。
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