厚生労働省医薬・生活衛生局の安川孝志薬事企画官は1月30、31日にオンラインで開かれた日本病院薬剤師会近畿学術大会で講演し、「来年の電子処方箋の導入開始によって、将来はどの医療機関の医師や薬局の薬剤師でも患者の処方情報をリアルタイムで一元的に把握できるようになるとし、「かかりつけ薬局や薬剤師の考え方が変わる」と投げかけた。処方情報の一元管理は“かかりつけ”の利点ではなくなるとし、「それを踏まえ、どういったことを患者にできるかが求められる」と述べた。
処方情報の電子的な一元把握は10月以降、段階的に可能になる。3月から患者の健康保険証の資格をオンラインで確認できるようになり、オンライン資格確認の基盤をもとに10月から医療機関の医師や薬局の薬剤師は、同意を得た患者の一元的な処方情報を閲覧できるようになる。
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