大阪市の東住吉区薬剤師会は2月27日、同区内で新型コロナウイルス感染症ワクチン接種時に必要とされる迅速な調製手技を習得する講習会を開いた。まだ大阪市でも高齢者のワクチン接種における薬剤師の役割は決まっていないが、4月の接種開始まで時間が限られる中、希釈や薬液充填の依頼を受けた場合でも対応できるように、先手を打って自主的に講習会を企画した。当初見込みを大幅に上回る約70人の薬局薬剤師らが参加し、実技を学んだ。
参加者は6グループに分かれ、講師を担当した東住吉森本病院の薬剤師4人と訪問看護ステーションの看護師2人から、現場で必要とされる調製手技を学んだ。色づけした水溶液を模擬ワクチンとして用い、シリンジに注射針を装着する操作や、生理食塩水をバイアル内に注入して薬液を希釈する操作、バイアル内から1人分の薬液を抜き取りシリンジに充填する操作などを練習し、身につけた。
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