京都大学病院教授・医療情報企画部長の黒田知宏氏は15日、大阪市内の会場とオンラインの両方を活用して開催された関西医薬品協会等主催のデジタルヘルスセミナーで講演し、疾病の診断や治療、予防などに役立つプログラム医療機器の開発や流通を支援するプロジェクトを京大に立ち上げたと語った。
プロジェクトの略称は「KAHSI」。京大の100%子会社として設置された京大オリジナル株式会社の事業に組み込み、各種サービスを展開する。その一つとして、京都府薬務課との連携のもと、開発者から相談を受けて、プログラムが医薬品医療機器等法上の承認を得る必要があるか助言するサービスを今年から開始した。今後は、薬機法上の承認申請を行える製造販売業者とのマッチングを支援するサービスや、これらを円滑に進めるための新たなプラットフォームの創設にも取り組む計画だ。
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