薬局従事者を対象とした新型コロナウイルス感染症ワクチンの優先接種が、来週にかけて多くの都道府県でスタートしそうだ。本紙の集計によると、およそ3分の1の都道府県では、一部地域で今週末から来週にかけて接種が開始されると回答した。ただ、医療従事者の優先接種が遅れており、薬局従事者は病院の医療従事者よりも接種順位が下位となるケースが多いため、接種が本格化するのは5月の大型連休明けになる見通し。最も遅い都道府県では、5月下旬以降の開始としており、薬局従事者の接種完了は早くても夏頃までかかると見られる。
開始済み自治体は8県
本紙は、各都道府県薬剤師会などに接種状況を聞いた(表参照)。今週末から来週にかけて、一部地域で薬局従事者向けに接種を開始すると回答したのは、岩手県、長野県、静岡県、三重県、奈良県、和歌山県、島根県、岡山県、山口県、愛媛県、福岡県、佐賀県、大分県、宮崎県、沖縄県の15県。
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