厚労省が調査結果
厚生労働省は26日の「薬剤師の養成および資質向上等に関する検討会」に、2020年から45年までの25年間における薬剤師の需給推計に関する調査結果を示した。将来的にも供給が需要を上回ると試算したが、薬剤師の質を担保する大学薬学部のあり方については、構成員から現状への懸念で入学時の選別を厳格化するよう求める声が続出。文部科学省からは定員割れや留年率が高い大学に対する指導を強化する方向性も示された。
今回の需給調査では、20~45年の全国と地域別の薬剤師数を推計。需要では、薬局や医療機関等に勤務する薬剤師数、供給については薬剤師免許を持つ人を推計した。その結果、需要については、20年の32万人から45年には33万2000人が必要になるとしており、変動要因を考慮すると40万8000人まで増加するとした。
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