医薬品卸の富田薬品(熊本市)は10日、鹿児島県の離島など医療資源の乏しいエリアを対象とした処方箋医薬品の配送の仕組みづくり「鹿児島県離島プロジェクト」に着手すると発表した。県内の離島を対象に県薬剤師会や市郡薬剤師会、ITベンダーと連携し、オンライン服薬指導、処方箋医薬品配送のデジタル化を進めていく。
現在、鹿児島県には26の有人離島があり、県内人口の約1割に相当する16万人が生活している。薬局が存在しない島では、診療所で患者に対して直接投薬されており、島内外の複数医療機関で処方された際のポリファーマシーや重複投与の解決などが課題となっている。
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