米ブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)と英アストラゼネカは、日本におけるSGLT‐2阻害薬「ダパグリフロジン」の共同開発・販売契約を締結したと発表した。
両社は2007年1月、ダパグリフロジンの共同研究・開発・販売に関して、日本を除く各国でのグローバル提携契約を締結。現在、米国等で2型糖尿病患者に対するダパグリフロジンの第III相試験を共同で進めている。既に第II相試験の成績は、08年の米国糖尿病学会(ADA)、欧州糖尿病学会議(EASD)で発表された。
一方、国内では、既にBMSが単独でダパグリフロジンの第I相試験を終了させているが、今回の契約締結を受け、国内ではダパグリフロジンの第II相試験以降の開発をアストラゼネカが実施することになった。また、製造に関してはBMSが担当し、販売は両社が共同で進める。
両社は現在、グローバルではダパグリフロジンとDPP‐4阻害薬「サクサグリプチン」の共同開発を進めている。サクサグリプチンについては、6月30日に米FDA、7月1日には欧州EMEAに承認申請を行った。
国内では06年12月27日に、BMSと大塚製薬がライセンス契約を締結し、大塚製薬がサクサグリプチンの国内における独占的開発・販売権を取得している。
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