ロート製薬は8日、痔疾用剤「ボラギノール」などを製造販売する天藤製薬を買収すると発表した。買収額は非開示だが、天藤の発行済み株式の67.19%を取得し、子会社化する。同日付で株式譲渡契約を締結し、8月31日までの譲渡完了を予定している。これにより、ロートは一般用医薬品のさらなる事業拡大を目指す。
天藤は、江戸時代後期の創業で「ボラギノール」の製造販売を100年間続けてきた。現在、医療用・一般用医薬品の痔疾用剤カテゴリーを展開し、売上高は2021年3月期決算で58億6000万円となっている。
ロートは、30年のビジョンとして、OTC医薬品のリーディングカンパニーとなることを目指している。
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