東京大学病院皮膚科の佐藤伸一教授らの研究グループは、全身性強皮症に対する多施設共同医師主導治験を実施し、リツキシマブ投与によるB細胞除去療法が強皮症の皮膚硬化と肺線維症に対する優れた効果を発揮することを見出した。この成果を踏まえ、リツキシマブの製造販売元である全薬工業は、強皮症の適応で医薬品医療機器総合機構(PMDA)に承認申請を行った。
強皮症は、皮膚をはじめ全身に線維化病変と血管障害を来す膠原病に属する自己免疫疾患。その発症と進行には白血球の一種であるB細胞が関与していると考えられている。
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